ALCについて
・施工で気をつけるべき事を教えてください
ALCは強力なアルカリクリーナーです。
弱った塗装に大量に使用しますと浸透してムラが出来ます。
状態の良くない車両で施工する際には目立たないところで試してから施工しましょう。
乾くとシミになる可能性が高くなります。
特に高温な夏場には注意!施工した後は手早く大量の水でしっかり流しきりましょう。
・高濃度のアルカリですが、使用できない部分や注意が必要なところはどこですか?
水が染み込む白木や家具、壁材、漆塗り、銅・しんちゅう製品、液晶、プラズマディスプレイ画面、革製品にはご使用いただけません。また、車両の塗装が傷んでいる・弱っている場合は、奥までALCが浸透してしまい、色落ち、しみ、塗装の剥離、ムラの原因となる場合がありますので、使用をお控えください。
・塗装に使ってもいいですか?
あまりおすすめしません。
が、取り切れない強力な汚れを落とすために使うことは推奨されます。
使用の際は薬剤を塗布した部分が乾く前に十分な水流でしっかりと濯ぎきってください。
・内装にも使えますか?
内装の汚れ取りに大変便利に使えます。
100倍に希釈して社内のシートやマットの汚れ、天井のタバコヤニ取りに効果的です。
原液のまま革シートに使用しないでください。
※革シートに使用する場合:ALC 1ml、水 99mlで希釈する。
リンスクリーナー(リンサー)で使用するともの凄く汚れが取れます。
表面黄ばみを取ることは可能ですが、乾燥すると白ぼける可能性が有ります。
ALCで洗って汚れを取ってからMPSやMPS Massiveで仕上げることで完成度が上がります。
しつこいブレーキダスト、ピッチタールなども簡単に落ちます。
ただし、クリア層の無いアルミ素地のホイールに施工する際には十分注意してください。シミになる可能性があります。
ALCでホイールを洗う際は弊社用品「ディティーリングブラシ」との組み合わせがおすすめです。
・スプレーした際に咽ます
必ず、施工に使うスポンジやブラシ側に塗布してください。
霧状になったALCを吸い込むことは体に良くありません。
広く散布しようと考えず、施工用具側へ近づけて散布することで吸引する危険性を下げることが出来ます。